私とアコーディオン

私はアコーディオンが好きです。

 

私がアコーディオンと出会ったのは、
17歳の時。アメリカで出会いました。

 

当時私は交換留学でアメリカのカンザス州に
一年近く滞在していましたが、
その時にお世話になったホストファミリーの
お母さんがプロのアコーディオ二ストでした。

 

それまでの私のアコーディオンのイメージは
横山ホットブラザーズのイメージでしたが^^;
初めてホストマザーの演奏を見せてもらった時に


アコーディオンってこんな楽器なんだ!」


と衝撃を受けた瞬間を今でも覚えています。

 

彼女はよく仕事場に連れて行ってくれました。
レストランや、お祭り、老人ホーム…

 

老人ホーム(日本とは全然ちがうもの、
キャメロンディアスのインハーシューズのイメージです)
には、彼女のお母さんが住んでおり


そこで演奏する時に彼女は冒頭
こう言いました。

 

 

「I'll take you all over the world.」
(私があなたたちを世界中に連れて行きます)

 

 

それから、世界中の音楽を
演奏し始めた時に
空気が変わったことに私はとても心を動かされました。

 

年配の方が世界旅行に行くには
体力的に少し難しさがあるかもしれませんが


アコーディオン一つで世界の雰囲気が
作り出されたことにとても感動したのです。

 

それから私もアコーディオン
始めるようになりました。

 

日本に戻ってから大学に入学し

学生の時や、社会人になってからも
アコーディオンは弾いていましたが
いつしか弾かなくなる私がいて…

 

その理由は
「納得いく演奏をしたことがないから」

 

自分へのいらだちがストレスになり
人前で弾くことをやめてしまいました。

 

けれど、人が演奏してる姿を見ると
「私だって」
と思う自分もいて。


そんな風に思うくらいなら
やればいいじゃん、と思ったので

まずは自分のために弾くことを再開しようと思っています。

 

 

以前は、うまく弾けないことが気になっていたけれど、それは人にどう思われるかが一番怖かったから。

 

けど、人がどう感じようが自由じゃんね。
もう人がどう、というのはおしまい。

 

やりたいことをやれる人生にしたい。
そして、いつかホストマザーと同じように
誰かを世界に連れて行ける演奏を
したいと思います。

 

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