闇は自分で生み出している

最近集中して映画を観たり、本を読んだりと非常に文化的に過ごしています。
今回は「ブラックスワン」を観ました。
主人公が闇に翻弄される話です。


すんごい私の主観ですが、純真無垢というか、光しか知らない、というのはある意味とても苦しいことなのかもしれないと思いました。


危険な香のするものに人間が惹かれてしまうのは、その先の未来を予測できないからではないだろうか。
闇は暗いから見えないしね。


主人公はそこに理解ができない(自分の中には今までなかったから想像すらできない)からとても苦しんでいたように思います。


結果自分をどんどん追い込んでしまい、自分の闇に自ら手を下したように私は感じたのですが、自分の中にある闇というのは自分が生んでいるし、自分が育てているのです。


闇を自分と切り離して考えてしまうと
自分の闇をコントロールしようとしてどんどん自ら恐怖に追い込んでしまうのだけれど。


私は根暗だったから自分の中に闇の存在を感じていたしある意味免疫があったと言えるのかもしれない。

けど、それが自分の中にあるなんて知らないし考えたことも感じたこともないという人にとってはすごく苦しいことなのではないかなー。
光であるからこその苦しみというか…
闇は自分の中の性を扱うとわかりやすいのかもしれない。


最後のシーンで、主人公が闇を取り込んだように私には感じてとても揺さぶられ涙が出た。
自分の中の闇と向き合ってみたい、という方にはおすすめします!

ただ、ちょっとえぐられるような感じがするかもなので気をつけて…