チリ人のおっさんが教えてくれた、愛をベースに生きるということ

先日3週間にわたる南米旅行から帰ってきました😊✈️


久々の一人旅、ましてや初めての南米だったので必死に毎日過ごしていましたが😵💦そのおかげもありとても生きてる感ありました。笑


たくさん学びがあった旅でしたが、今日はチリ人のおっさんから気づかせてもらった"愛をベースに生きること"について。


おっさんという敬意のない呼び方をしているのは、20ドルのチップを要求されたから!笑



その時、私はメキシコシティからイースター島に向かっており、チリのサンティアゴ空港でイースター島の飛行機を待っていました。


乗り場ゲートは搭乗時間1時間前にならないとわからない、ということはザラで、夜中だったけどまぁ大丈夫だろうと呑気に待ってもゲート番号が表示されない。


おかしい…
でもそもそも聞ける人がいない(夜中だから)
どうしよう…


と歩きまわっていたら、やっと航空会社の制服を着てる女性を発見し「私はイースター島行きの飛行機に乗りたいけど、ゲートはどこですか?」と聞いたら「ここじゃないよ!」と言われ焦る😨💦


途中まで連れて行ってくれるも、後はここから出たらわかるから、と言われるも掲示板もなくまた迷う。


やばい…時間がない…


と思ってその辺の人に声をかけたのが、例のチリ人のおっさん。


私の荷物を持ち、一緒に向かってくれる。
「絶対こんなん自分じゃわからん!」
という道のりをスイスイ進み、荷物検査場前に到着。


「時間がないから急いだ方がいい。
じゃあチップ20ドル


と言われる。
しかもおっさんの手には私の荷物がしっかりと握られている。


…は?


私が固まってると
「グッドサービス」を連発。
要は「俺はグッドサービスをしたんだから20ドルのチップを払え」ということ。


チップで20ドルなんて一流ホテルかよ!
そんなん聞いたことねー!🤯


と瞬時に思ったものの、ここで飛行機に乗れないのだけは絶対イヤだと思いしぶしぶ払う。


その後、おっさんから無事に荷物を取り返し荷物検査場に向かう私は
「あのおっさん!まじムカつく!」
と思わず声が漏れ、せっかく今まで気分良く旅行してたのにあいつのせいでー!どうしてくれよう!と憤慨しながらイースター島行き飛行機の搭乗ゲートの列に並んだわけです。


けど、列に並んでるうちに冷静になる自分がいました。


ていうか、きっと他の人が私と同じことされても怒ってたよな。あのおっさんはそうやって私や他の人からお金をもらってるわけだけど、そういう風に思われてまでお金をもらおうとするなんて悲しい…
あの人は人がどんな感情でお金を渡してるのか気にしない世界に生きてるんだな…
ここで怒りをおっさんにぶつけても何もならないし、私はそんな思いをしてお金を得たいと思わないし私は愛がベースにある関係を人と築きたい。

…怒るのやめよ。


と思ったのです。
約30分くらいかかりましたが(^^;
これは私の中で超進化。


久々に人にムカついて、どうしてくれよう!と思ったけれど、同じレベルでやり合うのは違うと気付けた。


改めて自分はどういう世界を築きたいのか
自分は人との関わりで目の前の人を大切に考える、愛がベースにある関係を築きたいということをチリ人のおっさんを通じて気付かせてもらいました。


今回の旅でベスト3に入るくらいの大きな気づきだったなぁ…



人と関わるということは、それぞれにそれぞれの感情や考えがあるので嫌な思いをすることもあるけれど、どんな時も"自分は人とどんな関係を築きたいのか"ということがあれば、それをベースにいつでも自分の軸に戻れるのだと今回体感しました。


私は目の前の人を大切にし、愛がベースにある関係を築きたい。

それが私の望む世界です。


↑ペルーのオリャンタイタンボ 遺跡にて