大人としての責任
メキシコシティでのこと。
テオティワカンの日本語ツアーに参加した時のガイドさんが25歳の日本人女性でした。
彼女はスペイン語を大学で専攻し、日本で就職したくなくてメキシコで現地採用されたそうです。
日本で働きたくない理由を聞いたら
「メキシコに来る人みんなに"日本で就職するのはオススメしない"と言われるし、実際に日本にいる時社会人の人が暗い顔してたからそこに入るのはイヤだな、と思った」
とのこと。
私も10年以上、企業で勤めてきたのでとてもわかります。毎日満員の通勤電車に乗っていたし、私も無表情だったと思う🙁
それと同時に、自分より年下の人に日本で働くことの魅力を魅せられていないことを大人の1人として反省しました。
企業としての在り方で長年引き継がれている風習などもあるかと思いますが、今この瞬間の日本という社会は私たち一人一人が作っています。私たち大人にはその実感があまりないのかもしれない。
だってこういうもんでしょ、とか
これは決まってるから変えられない、とか
そういう意見が出てくるかもですが、それでも私たちは日本という社会制度の中に生きていて、日々選択し続けて生きていることに変わりはない。
日本人としてのアイデンティティを考え深めると政治や社会問題とかの話になってくるかもしれませんが、まずはやはり一個人が何を感じ何を考えているのかが大事で。
今の私たちの一つ一つの選択や在り方が、日本の未来の方向性を決めています。
なんとなくそんなことを改めて感じました。
感じたり考えたりする機会があまりにも少ない社会の今、やはり感じたり考えたりすることが今とても大事だと思うのです。
自分は若い人たちに日本人であることの魅力を伝えられていたかな?
自分という存在の影響力の大きさに責任を持たないといけないな、と感じました。
一人の日本人として、そして大人として日本の未来を考えて何を選択するのか、そして自分が魅力的であることが大事だと改めて思いました。
自分の在り方が大人代表であり、日本人代表だもんね。
↑メキシコシティのホステルからの景色