やっぱり少しでも長くあなたの顔を見ていたい
私の両親はもう亡くなっていて、親がいないことを悲しいと思うこともないし、もっとこうしておけばよかったという後悔も全くないけれど、たまにふと涙が出る時がある。
それはもう会えない寂しさの涙だけど、両親の人生を思い、人生の儚さを思って出てくる涙でもあるのかもしれない。
私たちがこの世界に生きるためには、魂の容れ物である肉体が必要。けれど肉体は老化し、いつかはこの世界からなくなる。
私は今すぐ自分の人生が終わっても全く後悔はないけれど、自分の人生を思った時に今を生きていることにとても感動することがたまにあって、その中でも私にとってはあなたに出会って想いを伝えられたことがとても幸せなことだと思うのです。
この肉体であとどれくらいの時間をあなたと過ごせるのかわからないけれど、私は
この目であなたの顔を少しでも長く見たいし
この耳であなたの声を少しでも長く聴きたいし
この鼻であなたの匂いを少しでも感じたい。
この身体であなたと過ごせる時間を大事にしたいのです。
時間を超えてまた会えることはわかっていても、やっぱり今この身体で少しでも長く会いたい。